
動植物や自然環境を対象とした、調査提案から解析評価まで一貫した総合調査を提供しています。
主に地形、波浪、漂砂・海浜変形、水質、底質、河川溢水、護岸老朽化、河口閉塞、河床面変動、水文、植生、生物生息、生物生態の各調査、河川水辺の国勢調査、水生生物分析などを行っています。
※平成17年、東京湾の青潮現象に関する解析で海洋調査技術学会賞を受賞。
社会資本整備は、量から質への整備と維持管理の時代を迎え、河川整備計画においても今や自然環境と親水性に配慮した近自然工法・多自然型川づくりの計画・設計が主流になっています。
また、海岸では東北大震災後の防御の見直しを含む、護岸、防波堤などの基本から詳細設計に至る多くの実績があります。
市街地拡大による里山縮小、環境悪化による生物減少、外来種移入による既存種駆逐等の問題は、豊富な調査経験と解析をもとにより効果的な保護対策や自然環境と現況等を調査し、周辺植生帯まで含めた総合的な水辺環境提案をしています。
湖沼環境対策として水生植物の水質浄化能力に着目、絶滅した植生再生と豊かな里山を育成する実験事業に参加しています。
砂浜海岸の浸食による汀線後退問題は、離岸堤やヘッドランドの構造物造成や養浜事業等の効果検証と生態系への影響調査に長年に携わり、また老朽化による津波・高潮に対する安全性が懸念される海岸構造物等は豊富な護岸設計実績を活かし物理・化学的判定により健全度を的確に把握し、護岸補修構造設計支援や無駄のない防災事業を提案しています。